私たちについて

工房と木々の写真

小さな挑戦を実現する場

2017年2月、南三陸町入谷地区に「パン・菓子工房oui(ウィ)」をオープンしました。食の事業を始めるには、保健所の製造許可のある場所が必須で、工房を整備するための初期投資がネックとなり、小さく実践することが難しく、そのため、若い女性の中には、チャレンジしたい気持ちがあってもあきらめてしまう人が多いのです。そんな女性たちがパンや菓子を製造・販売する実践の場として、工房ouiは生まれました。利用登録者が時間決めで利用できるシェア加工場であると同時に、「ウィのパン」の製造販売も行っています。

それぞれのスタイルで
ものづくりを実践

工房をオープンしてから、のべ23名が利用登録し(2021年4月現在)、各自の屋号でパン・菓子・饅頭などを製造・販売しています。年数回イベントに出店しているグループや、自分の店を開く前に1、2回利用した人、1年以上通ってパンを焼き、今では自分の工房を構える人もいます。

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お知らせ

工房利用者の声

パン工房やまびこ
高橋小麦

私はベーカリーカフェをやりたいのですが、家庭があり、いきなり借金をして施設を建てることはハードルが高く感じられました。しかし、工房を利用することで、自分の屋号のパンを販売や宣伝を始められました。また、製造から販売まですべて行い、自分で稼ぐ経験ができたことで、自分の将来パンづくりを仕事にする明確なイメージができ、自信がもてました。

かおりぱん
北野かおり

シェア工房を約1年半利用し、2019年秋に自身の工房を気仙沼市に開設することができました。ouiは、起業に多大な資金が必要となるパンや菓子製造において、そのハードルを取り払い、小さく少しずつでも始められる取り組みをしている貴重な場です。一歩踏み出せたときの自信と達成感は、震災ですべてを失った私には大きな力になります。

ホシノグループ
白神こだま

私たちは、地元の小麦や食材、できるだけオーガニックにこだわり、「地元の自然や風物を活かしたい」という思いで活動をしています。工房があるお陰でパンが焼け、少しずつスキルアップし、お蔭さまで製造し販売できるようになりました。自分たちの暮らす南三陸町には、豊かな食材があることにもこの活動を通して、改めて気づくことができました。

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工房を利用したい方へ

対象者:パンや菓子を作って販売したい人・グループ
地産の素材を大事にし、身体にやさしい、美味しさにこだわる食品づくりをしていきたい人を歓迎します。

シェア(共同)工房の仕組み、利用者登録の条件、その他利用の詳しい方法についてご説明します。ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。

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