歯科ブログ

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虫歯を放置したらどうなる?

痛みや歯の色、変色などにより虫歯かもと感じたら、
速やかに歯科医院を受診することで治療を早く終えることができます。
前回、虫歯の進行について述べさせて頂いたように、虫歯菌はゆっくりと段階を踏んで進行していきます。

虫歯が神経まで達すると、しみる、等から、ズキズキと激しい痛みに襲われます。
この状態のまま放置すると神経は死んでしまうため、激しい痛みはやがて治まります。
これで痛みから解放された、と安堵するかもしれませんが、虫歯菌は根の先に潜んでおり、膿の袋を作ります。
そのためまた痛みが再発してしまいます。そしてその影響はお口の中だけでなく、全身にも影響が出てしまいます。

・骨髄炎・・・根の中に残った虫歯菌が骨髄まで広がった状態を言います。
顎の骨に炎症が起き、顎の骨の腐敗や発熱、嘔吐などの症状が起こります。設備の整った大学病院などで抗生物質の点滴を投与されることが多くあります。
・菌血症・・・虫歯菌が血管の中に入り込み、全身に回ってしまうことを言います。発熱などの症状がよく見られます。虫歯は放置せず、早めに歯科医院を受診しましょう。