みなさんこんにちは。公和鑑定事務所の鈴木です。
先日の台風99号により被災された皆様にお見舞い申し上げます。
被害の大小はあれど、皆様不安な心境なのでは無いのでしょうか。
そんな中、「特定業者にご注意を!」などと物騒なタイトルを称してしまい恐縮ですが、深刻化しているため注意喚起のためにこの記事を書こうと思いました。
被災から1ヶ月ほど経とうとしているこの時期に、「やっぱり保険請求しようかな」と考えている方は、ぜひこの記事をご一読いただいてからどのような業者にご依頼いただくかご検討ください。
特定業者とは
特定業者とは、実は定義されていない、火災保険業界の業界用語のようなものです。
そして誤解を恐れずに申し上げますと。「保険請求にて、なるべく多くの保険金が降りるように請求方法をマネジメントする業者」のことを意味します。
なぜ「誤解を恐れずに」と付け加えたかというと、「なるべく多くの保険金が降りるように請求方法をマネジメントする」行為が、作為的なのか、あくまでも工事業者様の厚意なのか、明確な線引きができないからです。
したがって、特定業者に該当する業者様に対して、「あなたの請求方法は、保険金をなるべく多く得ようと作為的なものですよね?」と申し上げても、「証拠はあるのか」「名誉毀損だ」などと言われてしまいかねないのです。
これだけでは、保険請求を経験したことがない方は特にピンとこないと思われます。
また、この特定業者が台頭してきた原因の一つに、保険金の査定のシステムも絡んできますので、ここで一度保険請求の流れについて簡単位説明します。